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「ワキガ・多汗症」手術法ヒストリー

超音波治療法がなぜそんなに優れていると言えるのか。そのことを理解していただくための第一歩として、自己流のケアや医学的裏付けを伴わない治療法の問題点をみてきました。そして、さまざまなケア方法と比較してみても、汗腺類を完全に破壊できる外科手術、とりわけ最新の「超音波治療法」がもっとも自信を持っておすすめできる治療法であることをお知らせしました。もちろん、外科手術も最初から完壁なものだったわけではありません。

「ワキガ・多汗症」を根本的に治療するには、文字通り、その根元、つまり発生源である汗腺類を破壊するしかありません。それ以外の方法では、多少の軽減や一時しのぎにしかならないのが現実だからです。文明や科学技術の発達とともに増え続ける新しい疾患に対して、西洋医学が完全にカバーできているとは言えません。場合によっては、近代西洋医学以外の伝承医学や民間療法など、科学的に検証されていないアプローチにも十分な敬意を払うべきだと考えています。

「確実に治す」という目的にそって言えば、外科手術が最良の治療法であることは確かであり、これまでにも、「根本治療には、汗腺類の破壊」という考えに基づいたさまざまな手術方法が行われてきました。しかし、それらにもやはり一長一短があり、治療効果や安全性にもかなりバラつきがあったのは否めません。最先端の「超音波治療」の解説に入る前に、まずは従来の手術方法とその問題点を明らかにしていくことにしましょう。その変遷の理由をみていくことで、より超音波治療の優位性がご理解いただけると思います。