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局所性多汗症とは?

●手掌多汗症
局所性多汗症のひとつで、手のひらに異常な発汗をするという症状です。通常、人は極度の緊張状態になると「手に汗撞る」状態になるもので、これは自然な生理現象ですが、手掌多汗症は、緊張していなくても常に手の平に汗をかいてしまう状態なのです。かく汗の畳も人それぞれで、多少湿っている程度の人もいれば、汗が滴り落ちるほどの発汗をする人もいます。持っている紙やハンカチがビショビショになったりする場合は、人と握手をするのも躊跨されるなど、日常・社会生活に支障をきたすことがあるようです。

●足蹠多汗症
局所性多汗症のひとつで、足の裏に異常な発汗をするという症状です。足裏に大量に汗をかくため、靴下が濡れてスリッパやサンダルが履けない。靴を脱いで歩くと足跡がクッキリついてしまうため、恥ずかしくて人の家に上がれないほど、手掌多汗症同様に、日常・社会生活に支障をきたすこともあり得ます。

●味覚性多汗症
味覚性多汗症の特徴は、食事の度に大量の汗をかき、味覚刺激による発汗量がとても多い状態です。人は酸味や辛味の強いものや刺激があるものを食べると、程度の差こそあれ発汗しますが、味覚性多汗症の場合は、味覚神経への刺激が過度になり、通常よりも大量の発汗を促します。中には普通の食事をしているにも関わらず、異常に汗が出るという場合もあります。症状が重い場合には、何を食べても常に額や鼻に汗をかき、友人との食事や外食することさえも精神的苦痛になるケースもあるようです。この味覚性多汗症の原因については、まだはっきりわかっていませんが、通常の味覚性発汗に精神性発汗が加わったものと考えられています。過度の緊張やストレス、汗で恥ずかしい経験をしたという過去の記憶などが食事への恐怖心となって表れ、この味覚性多汗症の原因になっているといわれています。

●更年期の症状としての多汗症
最近、多くみられるのが更年期による多汗症です。女性ホルモンのエストロゲンとプロゲストロンには、汗腺を調節する機能がありますが、更年期を迎えて女性ホルモンの分泌が減少することで、これらのホルモンバランスを崩してしまいます。その結果、体温調節機能が変調を来し、多汗症の症状があらわれるのです。また、ちょっとしたことでイライラするなど、更年期には不安定な精神状態であることが多いことも、精神性発汗が起こりやすい状態になることが考えられます。

多汗症にもいろいろあるのをご存じですか?

多汗症とは文字どおり、多量の汗をかくことです。汗っかきと多汗症とは混同されがちですが、実は似て非なるもの。しかし、これを区別するのは、専門医でないと少々やっかいかもしれません。汗をかくというのは、暑い時や運動、食事などによって上昇する体温を調節するための生理的現象です。汗っかきの人は、これらの変化に敏感に反応し、ちょっとしたことで人一倍の汗をかいてしまうということであって、あくまでも生理的現象の一部なのです。ところが、体温調節の必要がない時に大量の汗をかいてしまうのが「多汗症」で、全身に汗をかく「全身性多汗症」と、特定の部分にだけ汗をかく「局所性多汗症」があります。

●全身性多汗症
「全身性多汗症」とは、文字通り、胸部、腹部、背中、でん部、大腿部などにわたって全身から大量の発汗を発生させてしまう症状のことです。これは主に、脳の視床下部の体温調節中枢の異常や急性リウマチ、バセドー氏病、結核、婦人病、更年期障害といった他の病気が原因で、ホルモンバランスの著しい乱れを引き起こしている場合が多くみられます。生まれつきの体質(精神性発汗になりやすい性格の遺伝)の場合もあります。これらの合併症のような状態で、大量の汗を発生させている可能性もあるので、急に大量の汗がでるようになった場合は、専門の医師の診察を受けることをおすすめします。

●局所性多汗症
多汗症で圧倒的に多いのが「局所性多汗症」です。ワキの下や手の平、足の裏、頭部など局所にじっとりとした汗をかくというもので、主に精神的なストレスなどによって、自律神経のバランスが崩れるために起こる精神性発汗が多いようです。「冷や汗をかく」「手に汗を握る」という言葉があるように、汗は精神的な緊張でも分泌されます。元来、神経質な性格の人はもちろん、ワキガ体質の人であれば、ニオイを気にするあまり神経質になり過ぎて、この「局所性多汗症」を引き起こしている場合もよくあります。

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